2018/09/26 23:54

 

 

今秘かなるブームを巻き起こすこちらの便所サンダル、ダンヒル№510。通称ベンサン。またはキングオブベンサンの異名を持つ。

このベンサンは作業現場のオッサンが履いているイメージや、学生時代の上履きだったイメージを持つ方も多いと思う。文字通り便所用であったり。

実際その様なシチュエーションで仕様されている訳だが、それには理由があるのでいくつか挙げてみる。

 

まずは履き心地である。足を通すと全体を包み込むフィット感。かかと側に設計された空洞がクッションの役目を果たし脚の疲労を軽減する。また、上質なゴム素材が使用され適度な弾力を保つ。その上質のゴムが地面をしっかりと掴む事により滑ることは無く、立ち仕事や日常の動作にこれほどベストマッチな履物は見当たらない。

次にディテール。このいかにもノスタルジックな風貌。オールラバーと承知の上でステッチの柄を入れるデザインセンス。片方15個ずつもの円を描くエアーホール。このビジュアルは昔親戚の家の勝手口では必ず出会っていたであろう。表の玄関ではなく”勝手口”と言う所がまた魅力的なのである。

最後にカラーリングである。最もポピュラーなブラウンやライトブルーに始まり、ブラック、メタリック、ゴールド、等レア物が10カラー以上存在するのである。中にはほぼお目にかかれない激レアも有るのだとか。中学生の頃学年ごとに色分けされた指定の上履きだった思い出を持つ方は少なくない。

 

さて、私はプライベート、仕事中、一年を通して毎日ベンサンを履くベンサンファンの一人として、この魅力的なベンサンに巻き起こるブームにさらなる勢いがつかないかと考えた結果目を付けたのは、2番目に挙げた”ディテール”だ。

履物を衣類へデザインとして落とし込む手法は今まで色々有ったがベンサンに関しては世界初の試みでは無いか。

奈良県は御所市に有る株式会社ニシベケミカル。キングオブベンサンの製造元だ。

このアイディアを企画として持ち込んでから間もなくして、奇跡的に代表取締役とのコンタクトが取れ、快く企画を受け入れて頂けた。

新たな考えを受け入れるとても柔軟な企業なんだと分かり改めてファンになった。

 

 

そうして生まれたのが、ベンサングッズ。

このベンサンキャップフラットバイザーはフロントに刺繍で落とし込んだアイテムだ。

足元に有るべき物が頭の上に有ると言うこの違和感。矛盾。個性。そして妙に高いクオリティ。

この要素がかなり攻撃的でベンサンファン問わず目にした者を皆圧巻する。

 

 

私的に面白いと思うこの商品をベンサンファンやもちろんそうで無い方にも是非沢山の方々に手に取って頂きたい。

そしてダンヒル№510を実際に履いて魅力を実感して欲しい。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。当ページにはその他ベンサングッズ数点ご用意させて頂いておりますので、もし興味を持って頂けましたなら是非のぞいて見て下さいな♪